で、今度は会社は同じですが、業態が少し変わって『焼肉屋』さんになりました。
なかなかの繁盛店で会社の屋台骨的なお店。とにかく忙しいお店。
週末はほんとに死ぬかと思いました。
師匠との出会い
ここで僕は包丁の技術や料理知識等たくさんの事を学びました。
包丁を扱う基本、野菜の切り方、肉の切り方、盛り付けの仕方、味付けの基本。
教えてくれた先輩はちゃんとした人で、やっとまともな人と関われるようになりました。
飲食経験の浅い相手に対しても一から丁寧に教えてくれて、とても勉強になりました。
今でも僕の料理の原点と言える出会いであり、師匠と呼べる人です。
お店は仕込みの量も半端なく、営業も大変でしたが、あっと言う間に1年がすぎました。
本当に早かった。楽しい時間、一生懸命になれる時間と言うのは短く感じるものだなとつくづく思いました。
楽しい時間
そんな師匠とは1年ぐらい一緒に働きましたが、厳しい面もあり、優しい面もあり、知らなかった事をたくさん教わり、尊敬出来る人でした。
そんな師匠も1年程で店舗異動してしまい、あまり会わなくなりました。
店長も同じようなタイミングで変わってしまって、不安もありましたが新しい店長も良い人でやっと巡り合わせが噛み合った感じがしました。
人の巡り合わせは奇跡のようなもの。人の相性も奇跡です。
それからは新しい店長と共に楽しく仕事が出来た時期でした。人数は少なかったですが、アルバイトの学生達にも恵まれ、忙しい中でも心に余裕を持ちつつ、楽しく仕事が出来ていたと思います。
この時一緒に働いていた仲間達には今でも感謝しかないです。
人生の宝物
彼らがこの先、何か困る事があったら絶対に力になってあげたい。と、そう思える仲間達。
こう言った巡り合わせや時間が人生において、一番の宝物なのかも知れません。
もちろん親兄弟、家族は掛け替えのない宝物です。
でも若い時はその大切さを実感するには人生経験が浅すぎたように思います。
紆余曲折、今のこの時間がずっと続けば良いのに。
でも、人生そんなに甘くない。。。