『夢の始まり。。。』の続きになります。
色んな失敗をして今に至る訳ですが、ほんとに色々やらかしてますよ。
『人生に正解なんてないんだ!!』なんてかっこいい事は言いません。
これまでの経緯を順番に綴って行こうと思います。
2度目の再出発
2度目の入院を経て、今回は療養期間もなくすぐに就活を始めました。
1度目の時に1年ぐらい療養していたので、貯金も底をついてしまって働かないと生活が出来ませんでした。。。
で、色々捜したんですが年齢も30歳を超えていたので、選択肢が少なかった。
30歳を超えたおっさんには世間は冷たいものです。
たまたま見つけた、折込チラシの求人を見て取り敢えず電話したら面接をしてくれると言うので面接をお願いしました。
面接の時は正直あまり印象は良く無かった。
あっ落ちたかな。。。
見た目も良い方じゃないし、コミュ障だしね。
おれが採用担当だったら多分不採用(笑)
数日して採用の連絡を受けた時は嬉しかったな。
今度こそ頑張ろう!!もう後が無いからね。
すみません少し舐めてました(T . T)
そう言う訳でラーメン屋さんの次ぎはカレー屋さんに就職した訳ですが、正直少し舐めてました。
国民食だし、家でも皆んな作ってる馴染みのある料理だし、本格的なカレー屋でもそこまでハードルは高く無いんじゃ無いかなと。
思っていた物とは全く違いました。カレーのルー自体はセントラルキッチンで作られた物を店で温めて提供するというスタイル。
書くととても簡単に見えるのですが、実際はめちゃめちゃ回転率の高い店で、20席にも満たない店で15回転。。。異常な忙しさ。
ルーと米が鬼のように無くなっていく。。。
店でスパイスからルーを作ってたんじゃ絶対に間に合わない。
ただ温めると言っても業務用のコンロを火力全開で10kgのルー温めながら、その間に3升の米も同時進行で炊いていく。
ルーが温まったら、湯煎鍋に移してまた次のルーを温める。
並行してオーダーを作り続ける。
食洗機も無かったから全ての食器は手洗い。
そんな店を基本2オペ。
なかなかハードでしたね。
連休とか心折れそうでしたね。
でも毎日の売り上げを見てやり甲斐、達成感はありました。
恐れていた事が
今にして思えば療養期間を少しでも作れば良かったと思う。
そんなね直ぐにはね治りませんよ。
そんな直ぐに治ったら誰も苦労しねえって話で。
薬で色々誤魔化してたけどね、心と頭の中は常に暴走状態ですよ。
営業中にパニックになるは動悸はすげえは、立ってるのキツくてシンクにもたれ掛かってて平然を装う。
そんな状態が結構続きましたね。
精神状態ギリギリ。
何か言われても頭ん中ぐちゃぐちゃだから何言われたか理解できねえし取り敢えず笑う。
そんな状態が数ヶ月は続いたと思う。
うつを患った事は店には黙ってたので、周りは何か体調悪いのかな?程度は思ってたんだろうけどよくバレなかったなと思う。
話ても良かったんだけど、それが理由で不採用になっても困るし、採用してもらってからも腫れ物を扱うような態度を取られてもしんどいだけなので言わなかった。
楽しかった訳で
色々大変な事もあったけど結構楽しかったな。
店長は厳しかったけど、面白い人だった。
バイトの子達も良い子ばっかりで、主婦の人もちょっとクセ強めだけど良い人だった。
時々飲みに行ったりして、今でも時々会いたくなる。
皆元気にやってるかな?
もう結婚してても可笑しくないはずだけど。就職で地元から出て行ったのかな?
また会いたいな。
その時は突然訪れる
そのカレー屋さんには7年ぐらい居たんだけど、全部がうまく言っていた訳ではなく、『何じゃこいつ』と思う奴も居た訳で。
馬が合わないと言いますか、心を許せない相手と言いますか、度々衝突するのです。
考え方の違い?何でしょうね。
それが上司な訳ですが、毎日店舗に居る訳では無かったのでまだ救いだったかな。でもイラつく。
頑張ってるバイトの子の時給を10円でも良いからあげて欲しいと相談したら、めちゃめちゃ怒られた。
なんで?
『一回時給上げたら下げれへんぞ』
当たり前だろ、人件費がかかるだろって言いたいんだろうけど、そんな嫌?
何年も頑張って働いてくれても時給Up無し?入ったばかりの子と時給一緒だぜ?
そんな事が色々重なってとどめが、別店舗の立ち上げやってくれって言われて、今の店をほったらかしに出来ないって言って断ったのに、色々条件を付けて承諾したのは良いが、オープン直前になって元いた店が人が足らず回らないと言う話になって、何故かそれが俺のせい。。。
意味わからん。言ったよね?『人員確保してって』
挙げ句の果てが『なんで新店行くって言うたんや』って俺が行かせて下さいって言った話になってる。
『頭大丈夫ですか?』って言いそうになった。
やってらんない。頭の中はそれでいっぱいになり、辞める事を決意した。
自分の店を持つ夢はいつになるだろうか。